入院してから数日が経過した日だったと思う。。突然主治医の先生と思われる医師が僕の入院している部屋にやってきて、病気についてはっきりとした口調でこういった。
入院してから色々と検査を行った。膵臓から全くインスリンが出ていない。劇症1型糖尿病です。この病気は治る可能性が無く、今後は注射を一生打ち続ける必要があります。
・・・・険しい表情で上記内容を僕に伝えたドクターは、何処か怒っているようにも見えた。ドクターからしても、こういった、患者に対するいわゆる『宣告』をする時は、患者さんに絶望されてしまったり、詰め寄られてしまったりとあるのかもしれなく、そういったことを回避するために強い口調で伝えてきたのかなあと自分なりに思うことにした。
さて、自分で調べ、ある程度分かってはいたものの、やはりはっきりと宣告されていまうと少しへこみます。ただ、思っていたほどの落胆はなく、やはりそうか、でも前を向いて生きていくしかない。むしろ生きていられるだけでも感謝だなと思いました。なんだか自分でも不思議な気持ちでした。それよりも、心配させないために、家族にはなんと説明したらよいのだろう・・・・という気持ちが頭の中でずっと回っていた。

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