救急搬送された僕は色々と検査を受け、検査結果を待つためにベッドに横たわっていた。大きな病院だったので、救急の病棟にもたくさんの先生がいて、その先生の一人が、血糖値が高い。。。このまま安静にして血糖値が下がればそのまま帰宅してもらえると思うが、下がらなかった場合は入院となると思います。。というようなことを言っていた記憶がある。
僕は心の中で前者であることを願った。
そしてその後、僕は別の個室のような部屋に移動させられ、さらに長い時間そこで待つことになった。今になって思うと、恐らくその時点でもう僕の入院は決定されていたんだと思う。一人になった僕はその部屋で、血糖値が上昇する病気をスマートフォンで検索していた。。
そこに出てきていたのは1型糖尿病の文字だった。。その内容を見た瞬間に、もしかしたら自分の今の状況はまさにそれで、そうであった場合、もう治らないのか。。。ということを一瞬にして悟ることとなった。そして、少しの間、絶望にかられた。
その個室にで担当してくれた看護師の方が大変良い方だったので、少し元気を取り戻すことができた。その方は、優しく、いつぐらいに治るかなあ。。と言ってくれていたが、恐らく僕を勇気づけるためで、その時にはもう治らない病気と分かっていたのだと思う。
そして、血糖値の下がらない僕は、入院することが決定した。
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